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ストレス関連疾患発症後に致死性感染症リスク増加

2019年11月20日  British Medical Journal

スウェーデンで心的外傷後ストレス障害(PTSD)、急性ストレス反応などのストレス関連疾患患者14万4919例、患者の完全同胞18万4612例、マッチさせた一般集団からの対照者144万9190例を対象に、ストレス関連疾患と致死性感染症リスクの関連をコホート研究で検討した。 平均8年の追跡の結果、1000人年当たりの致死性感染症発症率は患者群2.9、同胞群1.7、一般対照群1.3だった。患者群の同胞群に対する致死性感染症発症ハザード比は1.47、PTSD患者群1.92、対一般対照群では1.58、1.95と(同胞群と一般対照群の比較での差のP=0.09、0.92)、患者群で致死性感染症発症リスクが増加した。ストレス関連疾患は検討した致死性感染症いずれもと関連を示したが、同胞群に対する相対リスクは髄膜炎および心内膜炎で最も高かった(ハザード比1.63、1.57)。 ...