食物繊維とヨーグルト摂取、肺がんリスクと逆相関示す

米国、欧州、アジアで実施した試験の前向きコホート10件（成人144万5850人）を対象に、食物繊維およびヨーグルトの摂取と肺がんリスクの関連をプール解析で検討した。 その結果、喫煙の状況および箱・年、その他の肺がん危険因子で調整後、食物繊維とヨーグルトの摂取量はいずれも肺がんリスクと逆相関を示した（食物繊維摂取量最低5分位群に対する最高5分位群のハザード比0.83、95％CI 0.76-0.91、ヨーグルト非摂取に対する摂取量高値の同比0.81、0.76-0.87）。この関連は非喫煙者で有意だった。ヨーグルト摂取量高値の食物繊維摂取量最高5分位群はヨーグルト非摂取の食物繊維摂取量最低5分位群に比べて、肺がんリスクが30％以上低く（対象集団全体のハザード比0.67、95％CI 0.61-0.73、非喫煙者の同比0.69、0.54-0.89）、相乗効果が示唆された。 ...