高齢者の急速なeGFR低下がフレイルと関連
2019年11月20日 専門誌ピックアップ
推算糸球体濾過値（eGFR）が比較的保たれた70歳以上の地域在住者833例を対象に、急速なeGFR低下とフレイルの関連をアルツハイマー病予防試験（MAPT試験）の1次解析で検討した。 24-60カ月時、95例（11％）にフレイルが認められ、そのうち31例ではベースラインから24カ月の間に急速なeGFR低下が認められた。人口統計学的変数、心血管疾患、CRPおよびベースラインのeGFRを調整したCoxモデルで、急速なeGFR低下とフレイルに関連が見られ（ハザード比1.67、95％CI 1.03-2.71）、感度解析でも同じ結果が得られた。 ...