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大腸がん検出、便中ヘモグロビンにmiRNA併用で精度向上

2019年11月21日  専門誌ピックアップ

大腸がん検診の便検体から進行腺がん(AA)および大腸がん(CRC)を高精度で検出するためのマイクロRNA(miRNA)シグネチャーを探索した。 ゲノムワイドmiRNA発現プロファイリングの結果、有意に脱調節されているmiRNAがCRC組織で200個、AA組織で324個を特定し、そのうち7個と5個は便検体でも脱調節が見られた。免疫学的便潜血検査陽性患者から採取した便検体767個で評価したところ、MIR421、MIR130b-3p、MIR27a-3pの上方調節が確認された。CRC患者識別の曲線下面積(AUC)は便検体中のMIR421、MIR27a-3p、ヘモグロビン値を組み合わせたモデルで0.93、ヘモグロビン値単独で0.67、AA患者識別のAUCはMIR421+MIR27a-3pで0.64、ヘモグロビン値単独で0.59だった。 ...