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末期腎不全に対する治療の提供、世界の状況を調査

2019年11月22日  British Medical Journal

182カ国を対象とした横断調査で、末期腎不全(ESKD)に対する腎代替療法および保存療法が世界でどれだけ提供されているかを調査。世界人口の97.8%を占める160カ国から回答を得た。 その結果、治療の資金調達、医療従事者、サービス提供、利用可能な技術に大きな差が見られた。腎代替療法が利用可能な国の割合は、血液透析156カ国中156カ国(100%)、腹膜透析156カ国中119カ国(76%)、腎移植155カ国中114カ国(74%)だった。腎代替療法を提供する154カ国のうち患者の50%超が治療を受けられるのは、透析では108カ国(70%)、腎移植では45カ国(29%)のみだった。保存療法は154カ国中124カ国(81%)で利用可能だった。 ...