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冠動脈高度石灰化への血管内砕石は安全で有効

2019年11月22日  Circulation

血管再生が必要な冠動脈高度石灰化(CAC)を有する患者120例を対象に、血管内砕石術(IVL)の安全性と有効性を前向き多施設協同単群承認後臨床試験で評価した(Disrupt CAD II試験)。 病変の94.2%で高度CACが見られた。IVL後の血管造影による急性期内腔獲得径は0.83±0.47mmで、残存狭窄率32.7±10.4%は薬剤溶出ステント植え込み術後、さらに7.8±7.1%に減少した。主要評価項目の重大な有害心イベントの発生は、非Q波心筋梗塞の7件のみだった(患者の5.8%)。手技関連の急性閉塞、slowまたはno reflow、穿孔は見られなかった。光干渉断層法により47例の患者に、病変の78.7%でカルシウム粉砕が確認され、粉砕片は病変当たり3.4±2.6個、長さは5.5±5.0mmだった。 ...