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英高齢者の抗うつ薬使用、20年で倍増

2019年11月23日  専門誌ピックアップ

英国の65歳以上の高齢者を検討したCognitive Function and Ageing Studies(CFAS) I(1990-93年)およびCFAS II(2008-11年)参加者の面談を基に、うつ病有病率および抗うつ薬使用の20年間の変化を検討。診断的評価の対象はCFAS Iが1457例、CFAS IIが7762例だった。 その結果、CFAS IIの年齢標準化うつ病有病率は6.8%で、CFAS Iから非有意な減少が見られた(リスク比0.82、95%CI 0.64-1.07、P=0.14)。CFAS IIの抗うつ薬使用率は10.7%で、CFAS Iの2倍以上に増加した(同2.79、1.96-3.97、P<0.0001)。介護施設入居者のうつ病有病率はCFAS IとCFAS IIで変化は見られなかったが、抗うつ薬使用率は7.4%から29.2%へ増加した。 ...