製薬会社からの贈り物、開業医の処方高額化と関連か

フランスの一般開業医4万1257人を対象に、2016年の製薬会社、医療機器会社などからの贈り物と医師の薬剤処方パターンの関連をTransparency in HealthcareおよびNational Health Data Systemのデータベースを用いた後ろ向き研究で検討。0.001を統計解析の有意性閾値とした。 受診1回当たりの薬剤処方に対し国民健康保険により償還された金額は、Transparency in Healthcareで調査が開始された2013年以降2016年まで贈り物を受領していない開業医（GP）群（非受領群）の方が、2016年に1回以上贈り物を受領したGP群よりも低かった（P＜0.001）。非受領群は、2013-16年に1回以上贈り物を受領したGP群よりも、ジェネリックの抗菌薬、降圧薬およびスタチンの処方頻度が高かった（P＜0.001）。 ...