透析患者の掻痒がdifelikefalinで有意に緩和
2019年11月26日
New England Journal of Medicine
中等度ないし重度の掻痒を有する血液透析患者378例を対象に、末梢限定のκオピオイド受容体選択的作動薬difelikefalinの掻痒緩和効果を二重盲検プラセボ対照第III相試験で検討した(KALM-1試験)。 ベースラインから12週時で、最悪のかゆみ強度数値評価尺度(WI-NRS)の1週間の平均スコアが3点以上減少した患者の割合は、difelikefalin群49.1%、プラセボ群27.9%だった(P<0.001)。difelikefalin群で掻痒関連QOLの有意な改善が見られた。下痢、めまいおよび嘔吐の発生頻度はプラセボ群よりもdifelikefalin群の方が高かった。 ...
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