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肺がん検診の費用対効果を推奨終了年齢で比較 米

2019年11月27日  Annals of Internal Medicine

米国予防医学専門委員会(USPSTF)は肺がん検診終了年齢に80歳、メディケアおよびメディケイド・サービスセンター(CMS)は77歳、全米肺検診試験(NLST)は74歳を推奨している。年1回の低線量CTを用いた検診終了年齢基準による費用対効果をマイクロシミュレーションモデルで比較した。 基本ケース分析の結果、質調整生存年(QALY)当たり増分費用対効果比(ICER)はNLST基準4万9200ドル、CMS基準6万8600ドル、USPSTF基準9万6700ドルといずれもQALY当たり支払い意思額閾値10万ドルを下回り、費用対効果が高かった。確率的感度解析での費用対効果が高くなる確率はNLST基準98%、CMS基準77%となり、USPSTF基準の52%よりも高かった。 ...