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小児AMLに用いる抗真菌薬2剤を直接比較

2019年11月29日  Journal of the American Medical Association

生後3カ月-30歳の初発、再発または2次性急性骨髄性白血病(AML)新規診断患者508例を対象に、化学療法サイクル後の好中球減少期間中に実施するカスポファンギンとフルコナゾールの予防的投与による侵襲性真菌症予防効果を無作為化臨床試験で比較した。 その結果、確定または推定診断の侵襲性真菌症5カ月累積発症率はカスポファンギン群3.1%、フルコナゾール群7.2%、侵襲性アスペルギルス症では0.5%、3.1%だった(log-rank検定でのP=0.03、0.046)。発生率の最も高かった毒性は低カリウム血症、呼吸器不全、アラニンアミノ基転移酵素の上昇だった。2回目の中間解析で無益性が示唆されたため、試験は患者登録を中止した。 ...