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米の虫垂炎治療「大半がCT後腹腔鏡下切除、入院1日」

2019年11月29日  Annals of Surgery

米国の虫垂炎治療の現状を調査すべく、多施設共同試験を実施(MUSTANG試験)。急性、穿孔性および壊疽性虫垂炎患者3597例を対象に、症状、治療および転帰を前向き観察研究で評価した。 患者の90%にCTを実施、91%が最初に虫垂切除術を受け、入院期間中央値は1日だった(98%が腹腔鏡下術)。30日救急外来受診率は10%、再入院率は6%だった。最初に抗菌薬を投与した219例中35例(16%)は初回入院中に虫垂切除術を要し、12例(5%)は30日以内に虫垂切除術を実施した(累積治療失敗率21%)。回帰分析の結果、併存疾患、喫煙、虫垂炎切除に対する救急外来トリアージ6時間未満または12時間未満は「複雑な(穿孔性および壊疽性)」虫垂炎の予測因子ではなかった。 ...