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周術期のディスポガウン着用、SSIを抑制せず

2019年11月30日  JAMA Surgery

大規模医療機構に属する病院12施設での無菌手術施行患者6万9例を対象に、2016年3月1日に施行された大規模医療機構での周術期使い捨て衣料の使用義務化方針に基づくディスポーザブルガウン着用と手術部位感染症(SSI)発生率の関連を後ろ向きレビューで検討した。 方針施行前および後の各26カ月間のデータを解析した結果、清潔創での全SSI発生率は制定前で0.87%、制定後で0.83%となり有意差は見られず(オッズ比0.96、95%CI 0.80-1.14、P=0.61)。潜在的交絡因子で調節後の多変量解析でもSSIの有意な低下は見られなかった(同0.85、0.71-1.01、P=0.07)。制定後26カ月間でのディスポーザブルガウン購入数は201万40着、総費用は170万9898.46ドルだった。 ...