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脳神経外科医の7割が筋骨格系障害の既往あり

2019年12月2日  専門誌ピックアップ

脳神経外科医を対象としたオンライン調査への回答417件を基に、脳神経外科医の作業環境を人間工学的視点から検討。回答者の平均在職期間は21.9年だった。 その結果、「手術室は人間工学的に整備されている」との回答は33.1%で、「脳神経外科での人間工学的配慮は十分でない」は90.7%だった。作業関連筋骨格系障害(WMSD)既往率は73.6%で、長時間の手術および脊椎手術の執刀が主な原因だった。11.3%がWMSDにより休職、14.2%が転職を検討と回答した。単変量解析では15年以下の在職、人間工学的装備(手術室)がWMSD発生率低下と関連を示したが、多変量解析では15年未満の在職のみが関連を示した(オッズ比0.27)。 ...