GI Quality Improvement Consortiumレジストリに登録されている75歳以上の患者を対象とした大腸内視鏡検査37万6686件を対象に、高齢者に対するサーベイランス大腸内視鏡検査の実施状況を検討した。 その結果、サーベイランス大腸内視鏡検査施行率は43.2%で、大腸がん検出率は75-79歳で0.56%、90歳以上で2.84%と加齢に伴い増加したが、大腸がん検出リスクは同じ年齢層の診断的検査およびスクリーニング検査の患者よりも低かった(P<0.0001)。低リスク所見を呈した90歳以上の62.9%に再度の大腸内視鏡検査を勧めるなど、進行所見が見られない最高齢群の患者でもサーベイランス検査終了となった患者は少数だった。 ...
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