1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. クライオバイオプシー、外科的肺生検との診断一致率7割

クライオバイオプシー、外科的肺生検との診断一致率7割

2019年12月3日  専門誌ピックアップ

病理組織学的評価による診断を要する間質性肺疾患患者65例を対象に、経気管支肺クライオバイオプシー(凍結生検:TBLC)と外科的肺生検(SLB)の診断精度を前向き多施設共同試験で比較した(COLDICE試験)。 その結果、TBLCとSLBの病理組織学的特徴[通常型間質性肺炎(UIP)パターンの分類]の一致率は70.8%(重み付けκ値0.70、95%CI 0.55-0.86)、生検と臨床的および放射線学的データによる集学的検討(MDD)でのTBLCとSLBの診断一致率は76.9%だった(κ値0.62、0.47-0.78)。MDDで信頼性が高いまたは確実と判断されたTBLC診断は60%で、そのうち95%がSLB診断と一致した。 ...