大学病院のレベルI外傷救急センターを受診し、軽度外傷性脳損傷リスクが高いと推定された患者98例に関する救急医による記録を基に、軽度外傷性脳損傷の評価、診断および退院指導の頻度を前向き観察研究で検討した。 その結果、軽度外傷性脳損傷に関する既往歴調査および診察の実施率は50%未満だった。軽度外傷性脳損傷の最終診断率は37%、軽度外傷性脳損傷に特異的な退院指導の実施率は全体で15%、最終診断患者群でも41.5%だった。 ...
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