TAVRの人工弁尖運動低下にリバーロキサバンが有効
2019年12月4日
New England Journal of Medicine
経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)成功後の長期抗凝固療法が適応でない患者231例を対象に、弁尖運動の低下に対するリバーロキサバンベースの抗血栓戦略の有効性を抗血小板薬ベースの戦略と比較した(GALILEO-4D試験)。 その結果、リバーロキサバン群の2.1%、抗血小板群の10.9%に、主要評価項目に規定したグレード3以上の人工弁尖運動の低下が発生した。リバーロキサバン群の12.4%、抗血小板群の32.4%に弁尖の肥厚が発生した。この試験の主試験、GALILEO試験では、リバーロキサバン群は、抗血小板群よりも高い死亡または血栓塞栓合併症リスク、出血リスクと関連が見られた(ハザード比1.35、1.50)。 ...
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