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PM10曝露が小児緑内障発症と関連

2019年12月5日  American Journal of Obstetrics and Gynecology

2002年出生の乳児9004例を対象に、大気汚染物質、空気力学的質量中央径10μm以下の粒子状物質(PM10)への曝露と小児緑内障の関連を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、2003-12年の追跡期間中に85例(0.94%)が緑内障を発症した。長期PM10濃度1μg/m3増加が小児緑内障のハザード比上昇と有意に関連した(ハザード比1.22、95%CI 1.15-1.28)。PM10曝露量最高群(第4四分位群)は最低群(第1四分位群)に比べて、小児緑内障の調整ハザード比が有意に高かった(同2.84、1.37-5.89)。PM10への長期曝露では、曝露量最高群(第4四分位群)で小児緑内障リスクが大幅に上昇した(同6.61、2.96-14.75)。 ...