40歳未満の閉経が心血管疾患リスクと関連

閉経女性14万4260人を対象に、早期（40歳未満）の自然閉経および外科的閉経と心血管疾患発症との関連をコホート研究で検討。自然早期閉経は4904例（3.4％）、外科的早期閉経は644例（0.4％）に見られた。 冠動脈疾患、心不全、大動脈弁狭窄症、僧帽弁逆流、心房細動、虚血性脳卒中、末梢動脈疾患および静脈血栓塞栓症の複合とした主要評価項目は、早期閉経のない女性の3.9％（1000人年当たり5.70）、自然早期閉経女性の6.0％（同8.78）、外科的早期閉経女性の7.6％（同11.27）で発生した。従来の心血管疾患危険因子と更年期ホルモン療法で調整後、自然早期閉経女性の主要評価項目発生のハザード比は1.36（95％CI 1.19-1.56、P＜0.001）、外科的早期閉経女性では1.87（同1.36-2.58、P＜0.001）だった。 ...