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トロポニン陽性が年齢問わず死亡率上昇と関連

2019年12月5日  British Medical Journal

英国の心臓血管センターでトロポニン検査を受けた25万7948例を対象に、トロポニンレベル、年齢および全死因死亡との関連を後ろ向きコホート研究で検討。患者の入院期間中に測定されたトロポニン濃度最高値を用いて分析し、各検査室の正常上限の99パーセンタイル値の倍数としてトロポニン濃度を標準化した。 追跡期間中央値1198日で、5万5850例の死亡が確認された。トロポニン陽性例では3年間の死亡ハザードが3.2高かった(95%CI 3.1-3.2)。このほか、トロポニン陽性は全年齢層で3年絶対死亡率の約15%ポイント上昇と関連した。陽性のトロポニン結果を伴う超過死亡は、最初の数週間に集中した。 ...