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限局性前立腺がん全摘、ロボ支援術の方が開腹より生存率良好

2019年12月6日  Annals of Surgery

限局性前立腺がんに対するロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(RALP)施行患者3万7645例と開腹前立腺全摘除術(ORP)施行患者1万2655例を対象に、生存利益をコホート研究で比較した。 その結果、中央値60.7カ月の追跡で、RALPはORPに比べて全生存率の改善と関連した(単変量解析でハザード比0.69、P<0.001、多変量解析で同0.76、P<0.001)。傾向スコアマッチング解析で、RALPはORPに比べて5年全死因死亡率が低かった(3.9% vs. 5.5%、ハザード比0.73、P<0.001)。分割時系列分析でRALPの導入と生存率の改善との一致が認められ、5年がん特異的生存率は導入前(1998-2003年の年間変化率0.01%)に比べて2003年の導入後に1年当たり0.17%改善した(傾向の変化のP=0.004)。 ...