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救外受診の抑うつ患者、ケタミンで自殺念慮消失

2019年12月7日  専門誌ピックアップ

救急科を受診した急性の自殺念慮を有する抑うつ状態の患者18例を対象に、ケタミンの有効性および安全性を無作為化二重盲検プラセボ対照概念実証試験で検討。ケタミン0.2mg/kg静注群またはプラセボ(生理食塩水)群に各9例を割り付けた。ベースラインの人口統計学的因子または評価尺度に群間差はなかった。 その結果、投与後90-180分で自殺念慮の減少が認められた(P<0.05)。投与後90分時点でケタミン群の88%が自殺念慮の消失を達成したのに対し、プラセボ群の消失達成率は33%だった(P<0.05)。重篤な有害事象の報告はなかった。 ...