EGFR陽性進行NSCLCへのオシメルチニブでOS改善

未治療の上皮成長因子受容体（EGFR）遺伝子変異陽性進行非小細胞肺がん（NSCLC）患者556例を対象に、1次治療として用いる第3世代不可逆的EGFRチロシンキナーゼ阻害薬（TKI）オシメルチニブの有効性および安全性を第III相試験で検討した（FLAURA試験）。 その結果、全生存期間中央値はオシメルチニブ群38.6カ月、対照のEGFR-TKI（ゲフィチニブまたはエルロチニブ）群31.8カ月だった（死亡ハザード比0.80、95.05％CI 0.64-1.00、P＝0.046）。3年時点でオシメルチニブ群の28％、対照群の9％が試験治療を継続していた。グレード3以上の有害事象発生率はオシメルチニブ群42％、対照群47％だった。 ...