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再発卵巣がんへの2次腫瘍減量手術でOS改善せず

2019年12月10日  New England Journal of Medicine

プラチナ製剤感受性の再発卵巣がん患者485例を対象に、プラチナ製剤ベースの化学療法に先行する2次腫瘍減量手術の生存期間改善効果を第III相無作為化比較試験で検討(GOG-0213試験)。240例に化学療法前に2次腫瘍減量手術を施行し、245例には化学療法のみを実施した。 非手術群に対する手術群の死亡のハザード比は1.29(95%CI 0.97-1.72、P=0.08)で、主要評価項目の総生存期間(OS)中央値で手術群50.6カ月、非手術群64.7カ月に相当し、有意差は見られなかった。病勢進行または死亡のハザード比は0.82(同0.66-1.01)で、無増悪生存期間中央値は18.9カ月 vs. 16.2カ月だった。30日時の手術合併症発生率が9%となり、1例(0.4%)が術後合併症により死亡した。 ...