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頭頸部がんCCRT後の放射線皮膚炎、線量分布で予測可

2019年12月11日  専門誌ピックアップ

強度変調放射線治療(IMRT)およびシスプラチンまたはセツキシマブによる同時化学放射線療法(CCRT)を実施した頭頸部扁平上皮がん患者90例を対象に、皮膚に対する線量分布とグレード3-4の放射線性皮膚炎(RD)発症の関連を頻度マッチングコホート解析で検討した。 その結果、グレード3-4のRD発症率は全体41.1%、セツキシマブ群50%、シスプラチン群36.6%だった。多変量解析で1以上の全身状態(PS)およびRT終了時の体重減少がグレード3-4のRDと有意な相関を示した。皮膚下2mmに局在するリング構造(skin ring 2mm)のV50 は19.9cc、V60は5.8ccで線量予測精度が最も高く、AUCはいずれも0.61だった。 ...