1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 眼科遠隔医療TECSの疾患検出精度、OCT追加で改善せず

眼科遠隔医療TECSの疾患検出精度、OCT追加で改善せず

2019年12月11日  Ophthalmology

米国で眼疾患既往のない患者256例を対象に、眼科遠隔医療サービスTECS(Technology-based Eye Care Services、「眼科の遠隔医療は疾患検出精度良好」参照)プロトコルへの光干渉断層撮影(OCT)追加による緑内障または網膜疾患の検出精度改善効果を前向きに評価(TECS Compare試験パートII)。経験の浅いTECS医療提供者によるOCT後のTECSプロトコル評価結果と同日に実施した対面検査の結果を比較した。 その結果、OCT併用によってTECSプロトコルの疾患検出精度は改善せず、ほとんどの患者でOCTによる効果は見られなかった。Reader 2の評価結果ではκ係数で示される一致度が中等度から偶然に等しい一致度へと減少し、一致率は10%低下した。OCTによる判定者間および判定者内の変動パラメータへの影響も見られなかった。 ...