高濃度乳房、マンモにMRI追加で中間期がん減

極めて高濃度の乳房でマンモグラフィに異常が認められない50-75歳の女性4万373例を対象に、MRI検査併用による中間期乳がん発生予防効果を多施設共同無作為化比較試験で検討（DENSE試験）。対象者をMRI推奨群とマンモグラフィ単独群に1：4の割合で割り付けた。 2年後の主要評価項目に規定した中間期乳がん発生率は、スクリーニング1000件当たりMRI推奨群2.5件、マンモグラフィ単独群5.0件で、群間差2.5件（95％CI 1.0-3.7、P＜0.001）だった。MRI推奨群の59％がMRI検査を受け、がん検出率は1000件当たり16.5件、陽性反応的中率は追加検査で17.4％、生検で26.3％だった。偽陽性率は1000件当たり79.8件だった。 ...