女性の健康イニシアティブ(WHI)に参加した閉経後女性1万1084人を対象に、睡眠の時間および質と骨密度および骨粗鬆症の関連を横断研究で検討した。 線形回帰モデル解析の結果、1晩当たりの睡眠時間が5時間以下のグループで、全身、股関節、大腿骨頚部および脊椎の骨密度が対照群(睡眠時間が7時間)よりも平均0.012g/cm2-0.018g/cm2低かった。調整後多項回帰モデル解析で1晩当たりの睡眠時間が5時間以下群で股関節の低骨量および骨粗鬆症オッズが増加し(オッズ比1.22、1.63)、脊椎でも同様にオッズ増加が見られた(同1.28)。WHI不眠評価スコアで評価した睡眠の質と骨密度に統計的有意な関連は見られなかった。 ...
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