エボラ治療薬2剤が有効性示す
2019年12月12日
New England Journal of Medicine
2018年8月にエボラウイルス病(EVD)の大流行が始まったコンゴでエボラウイルスRNA陽性患者681例を対象に、治験薬remdesivir(抗ウイルス薬)、MAb114(モノクローナル抗体1種)、REGN-EB3(モノクローナル抗体3種混合)の有効性と安全性を、ZMapp(モノクローナル抗体3種混合)を対照とした無作為化比較試験で検討した(PALM試験)。 その結果、対照のZMappに比べて、MAb114とREGN-EB3の2剤によって、主要評価項目に規定した28日死亡率が低下した(MAb114群35.1% vs. 対照群49.7%、P=0.007、REGN-EB3群33.5% vs. 対照群51.3%、P=0.002)。4件の重篤な有害事象と治験薬の関連の可能性が指摘された。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。