臍帯ミルキングは遅延結紮より脳室内出血発生多い

在胎23-31週で生まれた早産児1500例を対象に、臍帯ミルキングの臍帯遅延結紮に対する新生児転帰の非劣性を無作為化臨床試験で検討。主要評価項目は、死亡または重度脳室内出血の複合とした。中間解析の時点で臍帯ミルキング群の方が臍帯遅延結紮群よりも重度脳室内出血イベント数が増加したことから、組入れが中止され、非劣性解析の代わりに474例で事後解析が実施された。 死亡または重度脳室内出血が発生したのは、臍帯ミルキング群12％（236例中29例）、臍帯遅延結紮群8％（238例中20例）だった（リスク差4％、95％CI －2％-9％、P＝0.16）。死亡には統計学的有意差はなかったが、重度脳室内出血の発生率は臍帯ミルキング群の方が有意に高かった（8％ vs. 3％、リスク差5％、95％CI 1％-9％、P＝0.02）。 ...