米でアルコール性肝疾患による死亡率増加

米国疾病管理予防センターのデータを用いて、2017年のアルコール性肝疾患（ALD）による死亡率および1999-2017年の経時的傾向を検討した。 その結果、2017年のALD死亡率は1999年以降で最高となり、年齢調整死亡率は男性10万人当たり13.1、女性10万人当たり5.6だった。中年、アメリカ先住民、農村地域出身の男女の死亡率が高かった。2006年以降、ALD死亡率はほとんどの年齢群および人種（非ヒスパニック系黒人男性を除く）で増加しており、アメリカ先住民女性（年率差2005-17年 0.8、95％CI 0.6-0.9）、非ヒスパニック系および白人男性（同2006-17年 0.4、0.3-0.4）、非ヒスパニック系および白人女性（同2013-17年 0.4、0.3-0.5）で増加が顕著だった。 ...