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術前麻酔導入、遅延の関連因子が判明

2019年12月13日  専門誌ピックアップ

大学四次医療センター1軒のデータベースを用いて、その日最初の手術で待機的手術を実施行た成人患者1万5823例を対象に、患者や職員の関連因子および麻酔導入順が麻酔導入時間に及ぼす影響を検討した。 その結果、麻酔導入時間の遅延予測因子は、アドオン症例(7.73%)、米国麻酔学会術前状態分類3以上、脊髄幹麻酔および麻酔科認定看護師だった。外科医の性別が導入順の予測因子で、女性外科医よりも男性外科医が担当する患者の方が先に麻酔を導入する頻度が高かった(47.0 vs 44.1%、P=0.02)。麻酔レジデントが配置されている症例は、麻酔看護師が配置されている症例よりも初めに麻酔を導入する傾向にあった(52.1 vs 41.5%、P<0.01)。 ...