在胎41週での分娩誘発、42週より児の周産期死亡減

スウェーデンで単胎妊娠女性2760例を対象に、待機的管理後の在胎42週分娩誘発に対する在胎41週分娩誘発の周産期転帰改善効果を無作為化優越性試験で検討（SWEPIS試験）。主要評価項目は周産期有害転帰（死産、新生児死亡、5分後アプガースコア7点未満などの複合）とした。 主要評価項目発生率は、在胎41週分娩誘発群2.4％、待機的管理群2.2％で、群間差はなかった（相対リスク1.06、95％CI 0.65-1.73、P＝0.90）。在胎41週分娩誘発群では周産期死亡はなかったが、待機的管理群では6例（死産5例、早期新生児死亡1例）発生した（P＝0.03）。待機的管理群の周産期死亡率が有意に高かったため、試験は早期中止となった。 ...