1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 糖尿病の母親からの出生児はCVD早期発症リスク高い

糖尿病の母親からの出生児はCVD早期発症リスク高い

2019年12月16日  British Medical Journal

デンマークで1977-2016年に出生した先天性心疾患のない新生児243万2000人を対象に、妊娠前または妊娠中の母親の糖尿病と産児の40歳までの心血管疾患(CVD)早期発症との関連をコホート試験で検討した。 40年の追跡期間中、糖尿病の母親からの出生児1153人および糖尿病のない母親からの出生児9万1311人がCVDの診断を受けた。糖尿病の母親の児は、CVD早期発症率が糖尿病のない母親の児よりも29%高く(ハザード比1.29、95%CI 1.21-1.37)、糖尿病と糖尿病性合併症を有する母親の児は発症率がさらに高かった(同1.60、1.25-2.05)。糖尿病とCVDを併発した母親の児は、糖尿病のみの母親の児よりもCVD早期発症率が高かった(同1.73、1.36-2.20)。 ...