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大腸内視鏡研修のDOPS、能力評価ツールとして有用

2019年12月17日  専門誌ピックアップ

英国の医学研修eポートフォリオに提出された研修医1199人の大腸内視鏡検査手技直接観察(DOPS)の結果1万749件を対象に、DOPS評価の妥当性および信頼性を前向き試験で検討した。 一般化可能性分析の結果、許容可能な信頼性の閾値(G>0.70)が各2件のDOPS評価者3人で達成された。DOPSでのコンピテンシー発生率は補助なしでの盲腸到達率と相関し、受信者動作特性は0.404だった(P<0.001)。DOPS評価項目の90%でのコンピテンシー判定の全コンピテンシー評価感度は90.2%、特異度は87.2%と最も高かった。項目別では「自主的な問題解決」および「ループ管理」が全体的な判定結果と最も強い相関を示した(P<0.001)。生涯手術件数、DOPS数、指導医の専門科、低い症例難易度、高い盲腸到達率はDOPSでのコンピテンシーの有意な予測因子だった。 ...