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院内心停止の生存予測因子が判明

2019年12月17日  British Medical Journal

院内心停止後の生存と関連を示す心停止前および心停止中の予後因子を調査すべく、コホート試験23件の系統的レビューおよびメタ解析を実施した。 院内心停止後の生存オッズ低下と関連を示す心停止前の因子は、男性(オッズ比0.84、中等度確実性)、60歳以上(同0.50、低確実性)、活動性悪性腫瘍(同0.57、高確実性)および慢性腎臓病の既往(同0.56、高確実性)だった。生存オッズ上昇と関連を示す心停止中の因子は、目撃された心停止(同2.71、高確実性)、モニター中の心停止(同2.23、高確実性)、日中の心停止(同1.41、高確実性)およびショック適応の初期心電波形(同5.28、高確実性)だった。心停止中の挿管(同0.54、中等度確実性)および蘇生時間15分以上(同0.12、高確実性)は生存オッズ低下と関連が見られた。 ...