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IB1期子宮頸がんの単純全摘、広汎全摘より死亡率高い

2019年12月18日  専門誌ピックアップ

2004-15年に子宮摘出術(広汎または単純)を施行したIA2-IB1期の子宮頸がん患者5461例を対象に、単純子宮摘出術の施行状況および転帰を検討した。 その結果、単純子宮摘出術施行率はIA2期44.6%、IB1期35.3%だった。単純摘出術施行率はIA2期で2004年37.8%から2014年52.7%、IB1期では29.7%から43.8%へと経時的に増加した。単純子宮摘出術施行率はIA2期の若年患者、IA2期およびIB1期の大学病院治療患者で低く、IB1期の黒人患者で高かった。傾向スコアの重み付け調整後の子宮摘出術方はIA2期の生存率と関連しなかったが(6年生存率:広汎子宮摘出95.1% vs. 単純子宮摘出97.6%、ハザード比0.70、95%CI 0.41-1.20)、IB1期の単純摘出術施行患者では死亡リスクが55%増加した(同95.3% vs. 92.4%、1.55、1.18-2.03)。 ...