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腸チフス結合型ワクチン単回接種、流行地域で有効性示す

2019年12月19日  New England Journal of Medicine

ネパールで生後9カ月-16歳の小児を対象に、腸チフス結合型ワクチン(TCV)単回接種の有効性を第III相無作為化比較試験で検討。1万5例にTCV、1万14例に対照のA群髄膜炎菌(MenA)結合型ワクチンを接種し、血液培養で確認された腸チフスを主要評価項目とした。 その結果、腸チフスがTCV接種群7例(10万人年当たり79件)およびMenAワクチン接種群38例(10万人年当たり428件)に発生し、ワクチン有効率は81.6%(95%CI 58.8-91.8、P<0.001)だった。有害事象の発現率は両群同等で、ワクチン接種後1週間にTCV群の5.0%およびMenAワクチン群の5.4%に発熱が認められた。 ...