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イキセキズマブ、X線陰性体軸性脊椎関節炎の症状改善

2019年12月20日  Lancet

X線で明らかな所見が認められない体軸性脊椎関節炎(nr-axSpA)患者303例を対象に、イキセキズマブの有効性および安全性を52週間の無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討(COAST-X試験)。患者をイキセキズマブ80mgを4週間ごと(Q4W)、2週間ごと(Q2W)に皮下投与するグループおよびプラセボを投与するグループに無作為に割り付け、16週および52週時の国際脊椎関節炎評価学会基準40(ASAS40)達成を主要評価項目とした。 その結果、主要評価項目達成率は、16週時でプラセボ群19%、Q4W群35%(P=0.0094)、Q2W群40%(同=0.0016)、52週時でプラセボ群13%、Q4W群30%(P=0.0045)、Q2W群31%(P=0.0037)だった。重篤な有害事象の頻度は低く、3群ともほぼ同じだった。新規の安全性シグナルは検出されなかった。 ...