オベチコール酸、NASHの線維化を大幅に改善

線維化ステージF2-F3の患者931例を対象に、非アルコール性脂肪性肝炎（NASH）に対するオベチコール酸の有効性と安全性を多施設無作為化プラセボ対照第III相試験の中間解析で評価した。 線維化の改善は、プラセボ群の12％、オベチコール酸の10mg群18％（P＝0.045）、同25mg群の23％（P＝0.0002）が達成した。NASH寛解の評価項目は達成されなかった（それぞれ8％、11％、12％）。安全性解析対象集団（F2-F3の患者1968例）で最もよく見られた有害事象はそう痒（プラセボ群19％、オベチコール酸10mg群28％、同25mg群51％）で、全般的に軽度ないし中等度だった。重度有害事象の発生率は治療群間で同等だった。 ...