春夏生まれの女性は心血管疾患による死亡率高い

米国の看護師健康調査に参加した女性11万6911人を対象に、出生月、出生季節、全死亡率および心血管疾患死亡率の関連を前向きコホート試験で検討した。 その結果、413万6364人年の追跡期間中、心血管疾患関連死8360件を含む4万3248件の死亡が確認された。完全に調整した多変量解析で、出生月、出生季節と全死亡率に有意な関連は見られなかった。11月生まれを基準とした場合の心血管疾患死亡率は、3-7月生まれの女性で高く（ハザード比：3月1.09、4月1.12、5月1.08、6月1.07、7月1.08）、秋を基準とした場合では春および夏生まれの女性で高かった（同1.10、1.04-1.17、同1.09、1.03-1.16）。家族因子と社会経済的因子で調整後も結果は変わらなかった。 ...