1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 軽症ADのミノサイクリン、認知・機能低下抑制せず

軽症ADのミノサイクリン、認知・機能低下抑制せず

2019年12月23日  JAMA Neurology

標準化精神状態短時間検査(sMMSE)スコア24以上の軽症アルツハイマー病(AD)患者544例を対象に、24カ月間のミノサイクリン治療(400mg/日または200mg/日)による認知機能および日常生活機能の低下抑制効果を二重盲検無作為化試験で検討した。 その結果、24カ月間のsMMSEスコア低下度は、ミノサイクリン群(2通りの用量群を統合)4.1、プラセボ群4.3で同等だった。24カ月間のブリストル日常生活活動評価尺度(BADLS)スコア上昇(悪化)度は、400mg群5.7、200mg群6.6、プラセボ群6.2で同等だった(治療効果:ミノサイクリン vs. プラセボ-0.53、95%CI -2.4-1.3、P=0.57、400mg vs. 200mg-0.31、-0.2-1.8、P=0.77)。 ...