Ischemia試験のLDL-CとSBP目標値達成予測因子を特定

ISCHEMIA試験に参加した中等度以上の虚血を伴う閉塞性冠動脈疾患患者3984例を対象に、1年後の低比重リポ蛋白コレステロール（LDL-C）および収縮期血圧（SBP）目標値達成を予測するベースラインの因子を検討した。 その結果、LDL-C目標値（70mg/dL未満）達成率はベースラインの35％から1年時52％に、SBP（140mmHg）は65％から75％に増加した。1年時LDL-C目標値達成の調整後オッズは高齢（10歳増加当たりオッズ比1.11）、ベースライン低値（同10mg/dL当たり1.19）、高用量スタチン使用（同1.30）、非白人（同1.32）、北米登録者（同1.32）で高く、女性で低かった（同0.68）。1年時SBP目標値達成の調整後オッズはベースライン時低値（同10mmHg当たり1.27）、北米登録者（同1.35）で高かった。 ...