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腹腔鏡手術訓練の成績上位者と下位者に脳活性の違い

2019年12月25日  Surgical Endoscopy

先行試験で腹腔鏡手術訓練の成績が上位または下位20%に該当した研修医18人を対象に、成績優秀者と不良者の腹腔鏡タスク実施時の神経機能の差を後ろ向きコホート研究で検討。神経機能はfMRIを用いて評価した。 その結果、立位の体内糸結びタスクに要した時間は成績優秀群23.5秒、成績不良群37.6秒(P=0.03)、仰臥位では23.2秒、72.7秒(P=0.02)といずれも成績優秀群で短縮し、糸結び成功数も3個、1個(P=0.01)と成績優秀群で多かった。ペグポインティング タスクでの脳活性は成績不良群で成績優秀群に比べ高まったが(q<0.01)、体内糸結びタスクでは差が見られなかった。PiCSOr(Pictorial Surface Orientation)タスクでも行動的な差は見られなかった。 ...