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幹細胞移植非適応の多発性骨髄腫、4剤併用で転帰改善

2019年12月25日  Lancet

自家幹細胞移植に非適応の新規診断多発性骨髄腫(MM)患者706例を対象に、ボルテゾミブ+メルファラン+prednisone併用療法(VMP)にダラツムマブを追加した4剤併用療法(D-VMP)の有効性を無作為化非盲検第III相試験の追跡調査で検討した(ALCYONE試験)。 追跡期間中央値40.1カ月の中間解析時、D-VMP群の総生存期間がVMP群より有意に延長した(死亡ハザード比0.60、95%CI 0.46-0.80、P=0.0003)。36カ月総生存率はD-VMP群78.0%、VMP群67.9%だった。試験の主要評価項目に規定した無増悪生存期間は、VMP群よりもD-VMP群の方が有意に改善した(ハザード比0.42、95%CI 0.34-0.51、P<0.0001)。 ...