TKA後の在宅バーチャル理学療法、臨床転帰に効果あり

人工膝関節全置換術（TKA）後の通常の理学療法（PT）またはバーチャルPT（アバターコーチ、臨床医監督の遠隔リハビリテーションを含む）の効果を無作為化比較試験で検討した。 その結果、バーチャルPT群（143例）は通常PT群（144例）よりも退院後12週時の医療費中央値が低く（1050ドル vs. 2805ドル、P＜0.001）、医療費平均値が2745ドル低く、再入院が少なかった（12件 vs. 30件、P＝0.007）。さらに6週時（差0.77、90％CI －1.68 -3.23）および12週時（同－2.33、－4.98-0.31）の膝損傷・変形性膝関節症転帰スコア（KOOS）、6週時の膝の伸展/屈曲、歩行速度、12週時の疼痛と再入院率が通常PT群に劣っていないことが示された。 ...