「spin」に関する論文は「spin」が少ない?
2019年12月26日
British Medical Journal
科学論文の「spin(結果を歪曲し誤解を生じさせる印象操作)」に関する試験35件を対象に、spinの発生率をメタ研究解析で算出した(SSSPIN試験)。 その結果、5件(14%)をspinに分類し、2件では結果の提示および解釈の歪曲、3件では結果の過剰解釈や適切でない外挿が見られた。spinに関する研究では、研究者が自身の結果へのspin行為に慎重でなければならないが、この結果から、あらゆる研究分野でspinを抑制するための綿密な介入の必要性が示唆された。これも偏った解釈をすると、spinの研究者は他の研究者よりもspin行為が少なく、spinを抑制する介入を立案、検証すべく多額の資金が与えられるべきだと言える。 ...
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