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携帯電話使用に起因する頭頸部外傷が急増、米

2019年12月26日  専門誌ピックアップ

米国で1998-2017年に救急科を受診した携帯電話使用に関連する頭頸部外傷患者2501例を対象に、携帯電話使用関連の頭頸部外傷の発生率、種類および発生機序を後ろ向き横断試験で検討した。 その結果、加重全国合計患者数は7万6043例、うち13-29歳が39.4%と推定された。最も報告の多い外傷部位は頭部(33.1%)、顔(32.7%)、頸部(12.5%)で、診断では裂傷(26.3%)、挫傷/擦過傷(24.5%)、内臓損傷(18.4%)だった。携帯電話使用者の不注意による外傷のほとんどは13-29歳群で発生していた(60.3%、クラメールのV=0.29)。13歳未満群では携帯電話に直接起因する外傷発生率が82.1%、携帯電話使用関連の外傷発生率が17.9%だったのに対し、50-64歳群では31.8%、68.2%、65歳超群では9.7%、90.3%だった(クラメールのV=0.305、0.11、0.29)。 ...