1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 乳がんのtrastuzumab deruxtecan、持続的抗腫瘍活性示す

乳がんのtrastuzumab deruxtecan、持続的抗腫瘍活性示す

2019年12月26日  New England Journal of Medicine

トラスツズマブ エムタンシン治療歴のあるHER2陽性転移性乳がん患者184例を対象に、抗HER2抗体と細胞毒性トポイソメラーゼI阻害薬の抗体薬物複合体(ADC)trastuzumab deruxtecan(DS-8201)の効果を第II相試験で検討した(DESTINY-Breast01試験)。患者には推奨用量の5.4mg/kgが投与された。 intention-to-treat解析の結果、中央値11.1カ月の追跡での客観的奏効率は60.9%だった。奏効期間中央値は14.8カ月、無増悪生存期間中央値は16.4カ月だった。最も発生率の高いグレード3以上の有害事象は好中球減少、貧血および悪心だった。患者の13.6%にDS-8201と間質性肺疾患の関連が見られ、発生率はグレード1-2が10.9%、グレード3-4が0.5%、グレード5が2.2%だった。 ...